一日一題

Twitterの診断メーカー等から拾ってきたお題で一日一題。言うなれば落書き帳。
タイトルはお題。現在のところ主にここから。
内容は、即興だったり、書きかけの長編の一コマだったり、今まで書いた物語のどれかのワンシーンだったり、二次創作だったり、いろいろ。
デッサンのようなものなので、らくがきみたいな見るところもない散文もあれば、公開するのが憚られるものしか書けなかった日は何も上がってこないこともあります。

著者:桜沢麗奈
 twitterID=@girlsnovels

 

寝る

寝るって不思議
どうしてご飯食べても
たくさん遊んでも
お酒を飲んでも
お風呂に入っても
寝た時みたいに回復できないのかな

やっぱり
寝ている間に神様に会ってるっていうのが
ほんとなのかな

毎日ちゃんと眠って
神様に明日の分の元気
もらわなきゃいけないのかもね

神様
今日ももうすぐ寝ますので
明日楽しく生きてく元気
いっぱいください
そしたらあしたもがんばるね

よくのびてます

夏なので
暑いので
ねこがよく伸びてます

足元で
全力で
つめたい床のつめたさを味わうように
ねこがよく伸びてます

伸びるとね
気持ちがいいね
なんでだろうね

背も
腹も
心も
なにもかも
伸びると気持ちがいいのよね

ねこさんねこさん
やっぱりのびると
きもちがいいですか

会えない人だして

眠りの森へゆくまえに
今日やり残したことはありますか

せんたく
あらいもの
そうじ
ねこのトイレの周りにねこ砂散ったまま
小説書きたかった

これみんなおいて
眠りの森へと入ります

ねえ神様
人はどうして寝ないといけないの
寝てる間に神様に会いに行ってるからだって聞いたけどほんと?

そしたら夢の中に
今会えない人いっぱい出して欲しいなあ
起きたら洗濯と掃除とねこ砂集めなきゃいけないから

きれいにお化粧して
大人びた服を着て
ミニスカートにサンダル
唇はつややかでぷるんとして内側だけ赤くて
まるで雑誌から出てきたようです

きれいだねって言いたいけど
なんかほんとうに今日のあなたはとてもとてもきれいなので
簡単に口にすると嘘っぽくなるような気がして
何も言えなくなってしまう僕に
あなたは少し不満げな顔をしています
そのことに僕は気づいているので
あなたの望む言葉を言いたいんだけど
なんて言えばいいんだろう

制服を着ていないあなたは今日は
とても大人びた雰囲気で
もし僕があなたの恋人でなく赤の他人であったなら
声をかけることもできない
それくらい美しく見えて

それでも
くちびるを赤く染めたあなたの
日焼けのあとが踝の上で途切れている
それがちゃんとあなたのほんとうの年齢をものがたっていて
僕の先輩で
放課後はテニスコートを駆け回り
教室でお化粧もせずに笑っているあなただということをやっと思い出せる

どんなに大人びて見えていても
日焼けのあとが踝の上で途切れている
そんな あなたが とても かわいい

あしたはやすみ

あしたはやすみ
ぜんいんやすみ
早起きしなくてすむ わーい!

仕事してなかった頃は
まいにちやすみ 
きょうもやすみ
あしたもやすみ

今は仕事があって
子どもの学校も週六日
日曜日には習い事があって
昼までは寝られません
それが

あしたは
なんにもない
やすみ!

めざましはぜんぶ止めましたか
携帯のアラームは切りましたか
明日は早起きしてはなりません
爆睡せねばなりません
全力で
おやすみせねばなりません

わーい!

Closest

それが恋だとは気づかないふりをしようかどうしようか迷っていた。
気づかないふりをしていれば何も変わらないかと。
それでも多分、そんな「ふり」など何の役にも立たなくて、心の中を探れば、くるくるとよく変わる彼女の表情がいくらでも浮かんでくるばかりなので
観念した、
どのような名前をつけようとも
僕が彼女に執着しているのは紛れもない事実なのだと。

ただそれを恋情なのだと認識しても
きっと何も変わることはないだろう、
ただ僕は彼女のそばにいて彼女の役に立つのだと、
その思いを新たにしただけで
つまりそれは今までと何も変わらない。
恋も愛も好きだという気持ちもその呼び名こそ違えどきっと中身には何の変わりもなくて
僕は多分彼女に恋をしてそして愛してとてもとても彼女を好きなのだろうと思うけれど
だからなんだということもない。
彼女は決して僕のものにはならず
それはもうきっと多分この世界ができるずっと前から決まっているようなことで

ただ
誰よりもそばで
いつまでも見ている。
 
 
 
-Eudelie

矢の先を変える

誰かに拒絶されることっていうのは
いちいち心に痛くて
痛いものだから悔しくて
なんとか一矢報いたいって
そんな気持ちになるもので

本当のところだいたいは
そんな目に遭うからにはその前に私がなんかしてるんだけど
もうね
そういう気持ちになるときって
自分がしたことなんてきれいに忘れて
自分が受けた痛みを攻撃で跳ね返そうと
せいいっぱいだよ

それでじゃあ私が相手に一矢報いたとして
それでどうしたら満足する?
私の前で泣かれたら満足する?
しないでしょ
私のせいで相手が不幸になったら満足する?
そしたらそれはそれでいやな気持ちになるくせに
結局そこに解決策なんてなくて
ということはこの復讐心にゴールはなくて

答えのでない問題に思えるけど
本当は答えなんて出ていて
人間我慢するべきときはあるってことかもね
いくら普段から我慢するの嫌いでも
逃げるべきではないときに逃げてはならないように
痛くて泣きたくなるけど
そこはもう泣きながら
いたいよーって思ってるだけしかないときもあるのかもね

悲しいのが苦手なので
すぐそれを怒りで誤魔化そうとする
反省するのはもう少し痛くなくなってからにするとして
今はちゃんと悲しい気持ちの面倒をみましょう

少し
じゃなくてほんとうはいっぱい
悲しかったね

しりたいこと

知らないことがいっぱい

もういい大人なので

知らないことが多すぎるのは確かにはずかしいことだけど

知らないことがいっぱいあるのは

知りたいことがたくさんなので

人生としては とても たのしい

インターネットの集合知で

人は賢くなるかなあ

そろそろブレイクスルーが起きて

私たちはとっても賢くなるのでは

無限に生きたら

すべてのことを知る日が

いつか来るだろうか

やっぱりこないかな

中元です!

たねやのあんみつと
鈴廣のひやしおでん
どっちがいい

プレゼントを選ぶときの選び方ってじつはいろいろあってねえ
まずそりゃあいてがよろこんでくれるのを選ぶのは大前提なんだけど
できることならあっと言わせたいし
食べたことないけどすごく好み!って言わせてみたいし
こんなの見たことない、わくわくする、って思ってほしいし
まあちょっときれいごと以外を言えば
払った金額より豪華に見えるものがいいと
思わないでもない はずかし

たねやのあんみつは
まず自分では買わないぜいたくおやつだし
鈴廣は私が住んでる県のおいしいものだから
神奈川銘品贈りたい気持ちもある
私が欲しいのはとらやのようかん(大)二本セットだけど
まあこれは喜ぶ人とそうでない人がいる

お中元ひとつでこんなに何日もあげるもの考えてわくわくしちゃう
やっぱりね 何かをするっていうのは
たとえ希望しない額のコストを支払うのだとしても
やっぱりね 何もしないよりずっといい
仕事もボランティアもPTAも子育ても
どれもいろんなコストや労力を吸い取られてゆくものだけど
大体めんどくさいなにごとも
ないよりあるほうがずっといいね

奮発して
たねやのあんみつ 多めに送ろ

いちばんのともだち

ねえおかあさん
いなくなってからも
どこか素敵なところ見つけると一緒に行きたいなって思っちゃったり
子どものことでいろんなこと話したかったり
あんまり人にはできない私のほんとうの話をきいてもらいたくなったり
それはまったく、今まで通り
そんなことをお母さんに思っちゃって
まあでもそうかもういないんだよな
なんて思ったりしてるうちに
私はじめて気がついたんだけど
お母さんは
お母さんだけど
大人になってからは
わたしの、いちばんのともだちでもあったんだね
もういないのは納得してるし
思い残すこともそんなにないし
後悔なんて始めればいくらでも種が尽きないだろうからしないことにしてるけど
それでも
ちょっとだけ
どうしていなくなるまでそのことにきづかなかったのかな、って
それだけは思ったよ

会えなくなってから気づくことがある
なんて
そんなのくだらない感傷だと思っていたけど
そういうことってあるんだね

こればかりは
もっと早く気づければよかったのになって思ってる
ねえお母さん。